今年の記録的な暑さの中、皆さん元気にお過ごしでしょうか。
設販グループの近藤です。
少し前に、新聞でトイレに関しての記事が載っており、
トイレの歴史について、常滑市にある
INAXライブミュージアムに行ってきました。
名古屋から1時間ほどのところにあり、
何棟かの建物があり施設内で食事も出来ます。
入館料 大人1,000円を払い入館しました。
入館をすると、まず目に入ると目に留まったのは土管です。

やはり、常滑焼といえば招き猫と土管です。
土管は4本並べられていますが、釉薬の違いがあります。
右から、真焼(まやけ)、中2本がマンガン釉、左端が食塩釉。
真焼は鉄分の多い田土で作った物を焼いたものです。
釉薬は使わず窯の中の灰が釉薬として表面を覆ったもの。
マンガン釉は文字通りマンガンを主原料としたものです。
食塩釉は焼成中に窯の中に食塩を投入することで、
表面にガラス質の膜を形成させたものです。
次は本日の主目的トイレの建物に移動しました。

まずは、明治時代の便器ずらりと並べられており、
今では絵柄は描かれていませんが、
当時の便器は花柄などが描かれたものがほとんどで、
当時陶器の便器が設置が出来るのは、
かなり裕福な家庭であったと思います。



そのまま、足を進めると江戸城本丸の将軍が使用したトイレ、
樋箱(ひばこ)が当時の絵図面を参考に復元されたものがありました。

用を足すと下の引き出しを外し排泄物を処分しました。
また、におい消しに灰や杉の葉を入れたようです。
便器に鳥居のような形をしたものは、衣隠し(きぬかくし)といい、
そちら側を背にして着物の裾を汚さないように引っ掛けて使うものです。
次は、家外小便器で明治21年(1888年)に特許申請された便器です。

爆弾かミサイルのような形をしていますが、
中は漏斗になっておりその下には便槽が土中に埋められており
後ろには汲み出し用の穴が設けられています。
また上部後ろには臭気抜きの穴も設けられていました。
今これを見ていても、これが特許品といわれてもピンと着ません。
ちなみに特許出願された方は伊奈 長三郎さんという方で
INAX(伊奈製陶)の方みたいです。
次の便器は便器自体は前の写真にもあったような便器ですが、
そこに置かれている草履が大変驚きのものです。

写真をよく見ていただくと、便器前に
草履が置かれているのがお分かりでしょうか。
この草履、実は陶器で出来ています。この重そうな草履を履き、
便器前まで歩くのに割らないように気を使いながら
たかが数歩ですが大変な事だと思います。
特に、冬は冷たくよくこんな物を使っていたと、
変な意味で関心しました。
次の写真は明治中期から後期の日本家屋のトイレです。
水洗ではなく、汲み取り式俗に言うポットン便所で便器の底がなく
床下の便槽に直接落ちるようになっているため、
使用しないときは臭気防止のため木製の蓋をしたみたいです。
また、当時はトイレットペーパーがなかったので、
ちり紙が置かれてます。

その後、昭和40年に入ると洋便器が使われるになりました。
海外製の物・黒い便器など色・柄も明治時代の物とは異なり時代を感じます。


中には展示用ですが、ゴールドの便器も展示されていました。
また、その便器の奥の壁はタイルが張られており、
さすがINAXのミュージアムだなと関心しました。
便器を見終え、次の展示ルームに移動し、色々なタイルを見ました。


世界のタイル博物館です。
上の写真は入り口で壁の青い部分、
奥の白地に花柄模様に抜いた物・床一面に張られた物
入り口からタイルに圧倒されます。
入ってすぐのところに、
ドーム上の天井にびっしり張られた色とりどりのタイル。
ここは感動的な美しさ、他のお客さんもワーッと声を上げ、
しきりに写真を撮っていました。
ここは、皆さんも現地で一度目にしてほしいです。

その先に足を進めると、バーカウンターのようなものが設置されており、
その壁下半分・床にタイルが張られているのですが、
その柄・色使いに関心させられます。 展示物の最後は、
2020東京パラリンピックに使用された桜の集火台が展示されていました。

タイル博物館の最後は、建物内の階段です。

階段の足が乗る部分(踏板[ふみいた])はタイルが張られていますが、
段の部分(蹴込[けこみ])部分にもタイルが張られいます。
また、段の一番先には真鍮製と思われますが、
INAX TILE MUSEUM ・世界のタイル博物館と書かれていました。
後は、窯の中を見学したりしまし、2時間弱の見学になりました。
小さなお子様がいらっしゃる方は、
タイルの絵付け・モザイクタイルのアート作りなど
体験コーナーもありますので、お子様をお連れになるのもお勧めです。
INAXということで、工業製品の陶器をイメージしてましたが、
特にタイルは芸術品ということを教えてもらいました。
最後に、中部配管はガス工事以外にも
トイレリフォーム・タイルの張替も行っております。
近々リフォームを予定されている方、中部配管にお気軽にご相談下さい。
次回は倉庫の石橋さんです☆
どうぞお楽しみにお待ち下さい。
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